さくら 2018

撮影してだいぶ日にちが経ってしまいましたが、今年のさくら作品より。
誰もが目にする公園や河川敷の華やかなさくらではなく、ひっそりと山奥に咲くさくらと撮影しました。




夜明けのしんとした空気にはらはらと散るさくらが清々しく美しかった。




久々に龍笛を吹きました。




龍笛は龍の声。
さくらが咲く山は水源の森。
水を司る神である龍と相性が良さげな雰囲気。




春の音である、『双調音取』を。
そして以前よく吹いていた『越天楽』を吹きました。




久しぶり過ぎて最初はまともに音が出ませんでしたが、撮影が進むにつれ難しい『テ』(カンと呼ぶ)の音や、高音域の『責め』も出るように。




早朝の空に高く響く龍笛の音が心地よかったです。




わたしの中のイメージは『青龍』。
「木」は「土」の養分を吸い、根をはり勢いを増してくる春。春は東、神は青龍。龍笛は龍の声。『双調音取』はまさにそんな情景が浮かぶ春の音です。



龍の声で春を告げ、季節を循環させる。雪が溶け、水が地に流れ、浸み、種子に命を与えて、芽吹き、光を浴び、ぐんぐん伸びる生命力。
ただ、イメージには遠く及ばす龍笛が下手過ぎて 笑




もし次回龍笛で撮影する機会があれば、その時は初っ端からちゃんと音が出るよう練習したいと思います。



毎年恒例のさくら撮影。
1年に一度の『さくら』というテーマは自分の内面の変化や成長にも気付かせてくれるかけがえのないものになっています。惰性にならず、正面からきちんと向き合い続けたいテーマです。

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